しまきりんの死ぬまで健康ライフ

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鳥刺し、生鶏レバーを食べた2人に1人が罹るカンピロバクター食中毒とは!?

こんにちは、しまきりんです。

 

今日は、「鶏肉」に潜む食中毒についてお話します。

 

皆さんは食中毒に罹ったことはありますか?

私はあります。下痢、腹痛、発熱などの症状が出て、完全に回復するには2週間程かかりました。結構辛かったです。。

ニュースでも時々「〇〇店が食中毒を起こしました」などと耳にしますが、    

食中毒は私たちにとって身近な問題です。

もしかしたら気づかなかっただけで、あなたも食中毒に罹ったことがあるかもしれません。

というのも、食中毒にも症状の軽いものから死に至るものまで色々あります。

ちょっとお腹が痛いなと思った原因は食中毒だった可能性があるのです。

 

さて、今日はその中でも「鶏肉」に注目してお話ししていきますが、

皆さんは鶏の生食、鳥刺しや鶏レバーなどはお好きですか?

実は、鶏を生食すると約50%の確率でカンピロバクター食中毒に罹る可能性があります。

 

カンピロバクターとはいったい何者か。

カンピロバクターとは、動物の腸管内に存在しており、市販の鶏肉の約50%に付着しています。

「え、でも普段鶏肉を食べても食中毒になりません。」

はい、それは十分な“加熱”がされたものを食べているからです。

カンピロバクターは75℃以上1分以上の加熱で死滅しますので

十分に加熱がされた鶏肉料理では食中毒になりません。

 

では、カンピロバクター食中毒に罹るとどんな症状が出るのでしょうか。

カンピロバクター食中毒の潜伏期間、つまり症状が発症するには約2~5日かかります。

その症状は、下痢・腹痛・発熱・嘔吐などです。

そして、カンピロバクター食中毒は、これらの症状が治った後に

「ギランバレー症候群」を発症する可能性があります。

これが、この食中毒菌の恐ろしいところです。

 

ギランバレー症候群とは何か。

ギランバレー症候群とは、運動麻痺を起こし、四肢に力が入らなくなる病気です。

この病気は病院で治療を受けることで完治する場合が多いですが、後遺症が残る場合もあります。また、可能性は低いですが、死に至ることもある病気です。

カンピロバクター感染者の約1000人に1人がギランバレー症候群を発症すると言われています。

ですので、カンピロバクターに感染した人が皆ギランバレー症候群になるわけではありませんが、その確率は0ではないため、とても怖い食中毒です。

 

では、食中毒を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。

「一番は、鶏を生で食べないことです。」

 

ですが、鳥刺しがどうしても食べたいという方は、

九州のお店で食べることをお勧めします。

実は、九州では鶏を生で食べる文化があります。

「え、鶏の生食はカンピロバクター食中毒になるんじゃなかったの?」

はい、九州と関東では、そもそも使っている鶏の種類が異なります。

また、調理法も違うんですよね。

九州では、食中毒に十分気を付けた上で提供しているので、

絶対大丈夫と保証は出来ませんが、

関東で食べるよりはぐっと食中毒のリスクが下がります。

そもそも、鳥刺しは九州で食べられていて、関東の人がそれを真似して提供するようになったものです。ですが、関東の人は、食中毒をよく知らずに提供してしまい、食中毒を起こしているわけです。

知らないって怖いですね。。

 

全ての店が当てはまるわけではないと思いますが、

関東で鳥刺しを食べる場合は、食中毒になる覚悟でお召し上がりください!

 

 

食中毒には、まだまだ種類がありますので、

他の食中毒菌についてもブログで取り上げていきたいと思います。

 

では、最後までお読み頂き、ありがとうございました。